ジャーナリズム
「いま、新聞などジャーナリズムが危機にあるのは、ユーザー体験を考え抜いたサービスがないからだ」 こんな声を聞いたのは、2015年8月にオランダに渡り、メディアを取材したときのこと。発言の主は、「Blendle(ブレンドル)」というプラットフォームの国際…
大人になってから、「最初はパー」で勝ち急ぐ人はめっきり見かけなくなりました。勝負は目の前の瞬発的なものだけでないと気付いてくるからかもしれません。 ふとそんなことを思いながら家まで歩いて帰る途中で、2015年ユーキャン新語・流行語大賞の候補語50…
10月16日、日本版バズフィード(媒体名は未定)の創刊編集長に元朝日新聞記者の古田大輔さんが就任したことが発表されました。リリースは今冬を予定。古田さんは東南アジア特派員、シンガポール支局長を経て、朝日新聞デジタルの編集者になった人物。「withn…
ソーシャルメディア活用支援やWebサイト運用などを提供するメンバーズが9月29日、株式会社マイナースタジオ(元・株式会社アトコレ)の買収・子会社化を発表しました。買収額は公表されていませんが、複数の関係者によれば数億円規模だそう。 アトコレは「み…
アトランティックメディア社が2012年に開始した、新鋭ビジネスメディア「Quartz(クオーツ)」 が3周年を迎えました。それを報告する記事では、さまざまなデータやこれまでの軌跡が示されていました。 Thank you, readers—Quartz turns three years old toda…
すでにメディアに関心のある方は目を通しているかもしれませんが、「メディアの未来」という特集を組んだ『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2015年7/01号』がおもしろかったです。いまさらながらですが、人選がよかったです。 「コンテンツで儲ける可…
最近、「日本ではなぜWeb専業のジャーナリズムメディアが生まれないのか」と聞かれる機会がありました。難問というか、答えられたらこんなブログはやっていないわけですが、いろいろ考えてしまいました。 ただよくよく考えてみると、海外でもピューリッツァ…
イーベイ創業者が創業した「First Look Media」が2014年末に公開した分散型の報道メディア「reported.ly」。ツイッターやフェイスブック、レディットなどのソーシャルメディアを活用するメディアであり、「グローバル・ニュース・コミュニティ」としての運営…
先日、『ネットと愛国』などの著書で知られ、最近では大宅壮一ノンフィクション賞を受賞されたジャーナリストの安田浩一さんとお話する機会がありました。ノンフィクション誌『G2』(講談社)が今回の19号目をもって休刊するとのことで、同号に原稿を書いて…
バズフィードが2016年大統領選に向けて、政治家の過去の発言や政策のアーカイブを掘り起こし、ファクトチェックをおこなうチームを立ち上げたことをポリティコなどが伝えています。このチームの指揮をとるのは、12万人近くのツイッターフォロワーを抱える、1…
月間訪問数が2億人を超えるアメリカの大手ニュースサイト「バズフィード」が将来有望なライターを育成するためのフェローシップ開始するようです。サイト上で発表しています。「BuzzFeed Emerging Writers Fellowship」と名付けられたフェローシップは、次世…
(photo credit: Obama speaking via photopin) 米ニュースサイト「バズフィード」のベン・スミス編集長が2月10日、ホワイトハウスにてオバマ大統領にインタビューを予定していると、バズフィードがプレスリリースを出しています。サイト上でインタビューが…
4万人近くの有料購読者によって独自のジャーナリズムを展開するオランダ新興メディア「De Correspondent(コレスポンデント)」が新展開を見せました。英訳をはじめるというのです。 コレスポンデントは立ち上げにあたり、8日間で100万ユーロを集めたことや…
「世界35ヵ国に展開するVice Media:2016年に売り上げ10億ドル&IPOも?」という記事で紹介したことのある米ヴァイス・メディアが「VR(仮想現実)」を活用したジャーナリズムをはじめます。 昨夏に起きてしまった白人警官が黒人少年を射殺したマイク・ブラウ…
ニューヨーク・タイムズやドイツ最大の新聞社、アクセル・シュプリンガーが投資していることでも知られるオランダ発のメディアサービス「Blendle(ブレンドル)」。現在、19.5万ユーザーであること、収益化のために北欧への海外展開を予定しているとjournali…
2014年の収益が1億ドル突破したウェブメディア「BuzzFeed(バズフィード)」。創業者、ジョナ・ペレッティ氏の考えやバズフィードの動向を紹介します。
(出典:Shareaholic) スマートフォン保有率やSNS利用者が増えるにつれ、ウェブメディアへのソーシャル流入は増えています。なかでもフェイスブックが一番トラフィックをもたらすことが、Shareaholicのブログで紹介されています。 20万ものウェブサイトの参…
(YouTube動画より) ニューヨーク・タイムズの国際部門の編集次長を務めていたエイミー・オリーリ氏がバイラルメディア「アップワーシー」の編集ディレクター(編集のトップ)になりました。アップワーシーの公式ブログが伝えています。 オリーリ氏は今年8…
ハフィントンポストがAP通信からのニュース配信やめる計画を立てているそうです。Capital New Yorkなどが伝えています。 設立当初はアグリゲーションが主体だったハフィントンポストも調査報道でピューリッツァー賞を獲得するなど報道面でも実績を積み上げて…
Wikipedia共同創業者・ラリー・サンガー氏がつくる新メディア「Infobitt」について、Betabeatなどが伝えています。同氏はこのメディアを「Wikipedia for the news」と形容していて、偏見に立ち向かうとのこと。 形式はクラウドソーシングというか、登録した…
(photo credit: mezzoblue via photopin cc) 今年はイノベーション・レポートが流出し、自社の読者開発に課題があることを示したニューヨーク・タイムズ。なんとロンドンに、100名ほどのスタッフを移動させる計画があると、ガーディアンが伝えています。 …
雑誌『タイム』などを発行するタイム社が、ビットコインの取引ができるオンラインサービス「Coinbase」と提携を発表。これにより、ビットコインでの購読料の支払いが可能になりました。プレスリリースで発表しています。 大手出版社でビットコインでの支払い…
とても勢いのあるVice Media(ヴァイス・メディア)がメディアやジャーナリズム関連で多くの投資や寄付をおこなうナイト財団と共同で、50万ドル(約5,700万円)規模のジャーナリズム基金を設立するようです。Vice Newsなどが伝えています。 この基金はEntrep…
オーストラリアのスタートアップが打ち出した「Inkl」というサービスを紹介します。「Spotify for news」と形容されることもあり、定額読み放題サービスといった感じです。米テッククランチなどがくわしく紹介しています。 ウェブアプリとネイティブアプリが…
米メディア「Capital New York」が長文メディア「Longreads」創設者に短いインタビューをしていました。 The 60-second interview: Mark Armstrong, Longreads founder | Capital New York メディアの輪郭では長文の流れを積極的に追っていますので、そのな…
タイム誌が今年もベストウェブサイト50を選定しています。昨年はバイラルメディア「Upworthy(アップワーシー)」やビジネスメディア「Quartz(クオーツ)」、動画ニュースサイト「NowThis(ナウディス)」などが取り上げられていました。 50 Best Websites …
イーベイ創業者、ピエール・オミダイア氏が出資・創業したファースト・ルック・メディアが新メディア「reported.ly」を公開しています。プラットフォームはミディアムを活用。 the reported.ly team — Medium NSAの盗聴活動の実態に迫るメディア「インターセ…
世界中の報道メディア機関の編集者ネットワーク 「Global Editors Network(GEN)」が主催する「Data Journalism Awards 2014」の受賞事例を紹介します。 このアワードへのノミネートが最多だったのは、調査報道をおこなう非営利メディア「プロパブリカ」で1…
(photo credit: NecatPace.ORG via photopin cc) 長い歴史をもち、フェイスブック共同創業者クリス・ヒューズが経営する政治メディア「The New Republic(ニュー・リパブリック)」に動きがありました。 米メディアThe Daily Beastは、「Facebook Prince P…
海外メディア「バズフィード」の2014年の収益が1億ドル突破したとのことです。Capital New Yorkなど多くのメディアが取り上げています。バズフィードCEOのジョナ・ペレッティによる社内向けメモから明らかになりました。 ネイティブ広告を武器に、2013年は60…