ウェブメディアに一番アクセスをもたらすソーシャルメディアは「フェイスブック」——2位ピンタレストの4倍以上
(出典:Shareaholic)
スマートフォン保有率やSNS利用者が増えるにつれ、ウェブメディアへのソーシャル流入は増えています。なかでもフェイスブックが一番トラフィックをもたらすことが、Shareaholicのブログで紹介されています。
20万ものウェブサイトの参照元データなどをみたところ、フェイスブックは20〜25%ほど、次いでピンタレストが5%ほどとなり、そのほかは拮抗しているというかたちです。
(出典:Shareaholic)
拮抗しているなかでは、グーグルプラスとリンクトインが成長を見せているようです。リンクトインについては以前、「リンクトイン(LinkedIn)、長文プラットフォームを志向する」という記事でパブリッシャーとしての面にも触れたことがありました。
とはいえ、フェイスブックの圧倒さは一目瞭然です。しかしながら、フェイスブックにはエッジランクがあるため、このチューニング次第ではトレンドも変わってしまったり、情報発信・収集に影響することもあるので、継続的に追っていかなければいけないところでしょう。
ちなみにフェイスブックからいちばん流入が多いメディアはイスラエル発のクイズ(診断)コンテンツサイトのプレイバズです。月間で870万回もシェアされていることも驚きですが、ハフィントンポストやバズフィードなどのソーシャル時代のメディアやガーディアンやニューヨーク・タイムズなどの伝統メディアを超えています。
プレイバズはメディアというよりはCGMの要素も強かったりするのですが、どうやってフェイスブック最適化をおこなって伸びてきたのか知りたいなあと思います。
(出典:NewsWhip)
また、フェイスブックについては自動再生される動画というコンテンツの拡大にも寄与しています。先日も「Facebookへの動画投稿数は過去1年で75%増/動画視聴の65%がモバイルから」という記事が出ていましたが、動画も合わせてみていきたいですね。
Facebookでは、過去1年で、1人あたりの動画投稿数が世界で75%増加した(米国だけを見ると94%増)。2014年6月以降は日々の動画視聴回数が平均で10億回を超えている。また、ニュースフィード上に流れてくる動画数は前年比で3.6倍に増えた。さらに、世界中から投稿される写真や画像は一日あたり、3億5千万点となっている。加えて、Instagramでも3億人以上の人々が、日々7千万以上の写真や動画を投稿している。
この1年で動画視聴回数が8倍以上に——バズフィードと変容するメディア環境を理解するための4つのデータ - メディアの輪郭