「これからのメディアはプロセスや共同体、生きる空間でもある」 佐々木俊尚さんとバズフィードが捉える未来のメディア像

(「LIFE MAKERS」トップページより)
メディアは単なる「情報を流す存在」ではなくなっている
先週末、佐々木俊尚さんの有料サロン「LIFE MAKERS」のオープニングプレイベントでスマートニュースでメディアコミュニケーションディレクターを務める松浦茂樹さんと佐々木さんのトークを聞いてきました(このブログ「メディアの輪郭」は賛同メディアとして参加しています)。
佐々木さんがイベント冒頭で「メディアはもはや媒体ではなく、プロセスであり、共同体であり、生きる空間・・・」と現在(そしてこれから)のメディアを表現していたのに共感しました。この言葉について取り上げてみます。
サロンのページではメディアについて以下のように書かれています。佐々木さんはメディアとライフスタイルと時代精神が結びついているものとして捉えていることはさすがです。
メディアは単なる「情報を流す存在」ではなく、私たちのコミュニケーションやコミュニティをすべて包み込んで、ひとつの大きな空間を作りあげようとしています。すなわち私たちが生きているこの世界そのものの写し絵になろうとしてきています。それが現在進行形のメディアイノベーションの本質なのです。

「バズフィードはただのサイトではなく、流通までのプロセス全体」
「メディアはもはや媒体ではなく、プロセスであり、共同体であり、生きる空間・・・」という言葉を聞いて、思い浮かべたメディアは、バズフィードでした。なぜかというと、CEOのジョナ・ペレッティ氏が「バズフィードはただのサイトではなく、流通までのプロセス全体」という言葉を残しているからです。
「コンテンツがどこで生きるべきかについて、固定観念はもっておらず、アプリなのかウェブなのか、モバイルなのか、読者にとってなにがベストなのかをいちばん気にかけている」
「ただのサイトというよりは、ウェブやモバイル、アプリのうえでニュースや話題なもの、暮らしなどのコンテンツを流通させるプロセス全体」
月間訪問数が2億を超えるバズフィードは、脱中心・分散型メディアの例として挙げられることがあります。分散型メディアとは、これまでのメディアを束ねてポータル化する動きや自社サイトでコンテンツを見てもらうのではなく、各プラットフォーム上に最適化されたコンテンツを流すようなメディアのあり方です。
バズフィードであれば、フェイスブックやピンタレスト、ツイッター、YouTube、最近では各種メッセンジャーアプリなどに合わせたコンテンツ開発・流通を考え抜いています(「BuzzFeed Distributed」という部門まである)。今回のイベントでは、自社サイトをなくした、短い動画ニュースメディア「NowThis」の名前も出ていました。
分散型については、テッククランチの「BuzzFeed CEO曰く『リンクのシェアは時代遅れ。コンテンツを流せばチャンスが広がる』」という記事もかなり示唆に富む内容なので、ぜひチェックしてみてください。
ここでは記事(article)といった言葉ではなく、「コンテンツ」という言葉を使っているのがまさにバズフィードの強みだと感じました。記事をはじめ、テキスト、写真、GIF、映像、スライド・・・さまざまなコンテンツを揃え、流通経路に合わせて最適化できる体制があるのはすごいです。シェアするときのモチベーションに着目している点などとてもおもしろいのではないでしょうか。
コンテンツをシェアする際に付される文言を、BuzzFeedでは「Share Statement」(試訳:共有見出し)と呼んでいるそうだ。記事などをシェアする際に、自分で付加する文章のことだ。Peretti曰く、「Share Statement」は記事のもともとの見出しなどよりも重視すべきものだとのこと。この「Share Statement」の分析により、利用者が「なぜ」(なにを、ではなく)コンテンツをシェアしたのかを理解することができるからだ
BuzzFeed CEO曰く「リンクのシェアは時代遅れ。コンテンツを流せばチャンスが広がる」 | TechCrunch Japan
メディアはいま、生活に溶け込もうとしている
佐々木さんはTABI LABOというモバイル×ソーシャルに特化したメディアの共同編集長を務めていることもあり、海外における最先端のメディアのトレンドを正確に噛み砕いているのでしょう。佐々木さんの場合はシェアリングエコノミーの文脈をはじめ、メディアのあり方がライフスタイル空間そのものといった印象をもち、この点が特徴的でした。
最後に、いまメディアは生活に溶け込もうとしている、そうでないと、メディアとしての役割や機能を果たすことがむずかしくなっているのではないかと思いました。たとえば新聞なんかは、パッケージの価値や編集の技術などは評価すべきですが、あれほど大きなサイズの紙束を広げて、めくって読まなければいけないメディアなので、手のひらでの情報消費が盛んな時代にはどんどん厳しくなっていくのでしょう。
いち編集者として、コンテンツづくりに目を向けることは変わらずですが、受け手が情報を閲覧する環境への意識や、暮らしへの自然な溶け込み方を考えないといけないなあと改めて思いました。
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この1年でスマホからの動画視聴は1000万人増/SNS利用は700万人増——国内のメディアやスマホの最新事情を知るためのデータ15選
年初に「2015年のメディアづくりに参考になりそうなスマホや動画に関するデータ10選」という記事を書きました。以降もメディアやスマホ、動画視聴、コマースなどさまざまな分野における調査が出ています。気になるものをメモしていたので、基本的な部分から具体的なものまで、簡単に紹介。なんとなく、スマホを中心とするメディア環境がざっくりつかめるのではないかと思います。
1. PCからのインターネット利用者数減少が約5000万人でストップ

(出典:ニールセン)
ニールセンが3月に発表した「Digital Trends 2014」。そのなかでは、PCとスマホのインターネット利用者の推移のデータがあり、PCからのインターネット利用者数は約5000万人で減少がストップしていることがわかります。一方のスマホは4500万人を超えるなど微増が続いています。

(出典:ニールセン)
ほかにも上の表にもあるPCの利用目的(とスマホ利用での目的)も興味深いです。PCでは「必要な知識・情報を得るため」「新しい知識・情報や面白い情報を得るため」「商品やサービスを購入するため」の3つが上位を占めています。スマホではそれらがトップ10には入っているもののギャップがあるのは媒体の特性を理解するうえでもおもしろいですね。
2. SNS利用の現状:スマホからのSNS利用者は4243万人(2014年に700万人以上増)

(出典:ニールセン)
ニールセンが1月末に出した調査によれば、「スマートフォン利用者の92%がSNSを利用」とのこと。PCからのSNS利用者が3442万人なのに対し、スマホでは4243万人と2014年に700万人以上増えています。
利用サービスについては、LINEとFacebookがそれぞれ3400万人前後の利用者を抱えているそう。2014年に最も利用者数を伸ばしたサービスはInstagram。広告も芸能人の利用が増えている気がするので、2015年もビジュアルコミュニケーションは注目ですね。

(出典:ニールセン)
3. 高校生のスマホ利用:女子高校生の1日の平均使用時間は7時間

(出典:デジタルアーツ)
さきほど小学生のスマートフォン利用を紹介しましたが、こちらの資料では高校生のデータに触れたいと思います。調査の母数が少ないものの、男女平均で96%。女子高校生の1日の平均使用時間は7時間、さらには女子高校生の約4人に1人が「0時から3時」に使用しているとのこと。この調査での女子高校生のインスタグラム利用率が35%である一方、男子高校生のそれが6%というのもおもしろいです。
4. 小学〜高校のネット利用:コミュニケーション目的が89%(高校生)

(出典:内閣府)
内閣府が2月中旬に出した、平成26年度「青少年のインターネット利用環境実態調査」は満10歳から満17歳に対する調査。母数のケタは異なるものの、先述の資料とも重なる部分が多いです。
高校生の95.8%がインターネットを利用し、そのうち63.3%がスマートフォンで2時間以上ネットを利用しているとのこと。高校生に関してデバイスの利用目的は、コミュニケーションが89%、音楽/動画視聴が80%弱。小中学生になるとゲームの割合が多くなっています。また保護者のインターネット利用についてもデータを発表していて、スマホ利用は7割弱で、各デバイスでの平均利用時間は109.2分となっています。
小学生に関しては、ICT総研が1月末に発表した「小学生のスマートフォン利用実態調査」によれば、小学生の携帯電話利用者は3人に1人(スマホ利用者は6人に1人)とのこと。小学生のスマートフォン利用者数は2018年度末には144万人にまで増加すると予想され、全児童数の22.5%が利用することになるようです。
5. 10代のスマートフォンの接触時間が、PC、テレビを抜いてトップに

(出典:ジャストシステム)
ジャストシステムによる『モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査』(総集編)では、12月度調査において、10代のスマートフォンの接触時間が、PC、テレビを抜いてトップとなったという象徴的なデータが示されています。「11月度調査では、10代女性の1日あたりのスマートフォン利用時間は200分を越え、スマートフォンは通話のためのツールではなく、一つのメディアとしてポジションを獲得した年」との分析もあります。
6. ニュースキュレーションアプリ:スマホ上で「SNS」「ゲーム」「動画」アプリ利用が1日平均約2時間

(出典:ジャストシステム)
同じく『モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査』には、ニュースキュレーションアプリについての項目も存在します。2014年はスマートニュースやグノシー、アンテナ、ラインニュースなどが成長し、2015年にグノシーが上場と、盛り上がっている市場です。
全国の15歳から69歳の男女1,100名を対象の調査ですが、利用率はYahoo!ニュース、スマートニュース、ラインニュースという順。スマホ上では「SNS」「ゲーム」「動画」アプリに1日平均約2時間、10代では3時間以上使うというデータも出ており、2015年もさらなる時間の取り合いが繰り広げられていくことでしょう。
7. ニュース/ポータルサイト・企業サイトが購買に与える影響

(出典:アドビ システムズ)
アドビ システムズが日経BPコンサルティングに委託して実施した調査によれば、ニュース/ポータルサイトや企業のウェブサイト、ソーシャルメディアが購買行動に与える影響が大きくなっているという結果が出ています。逆にテレビや新聞、雑誌は軒並み激減しており、この傾向はしばらく続くことでしょう。
また、テレビ・新聞・雑誌を見て気になった商品の最新情報をWebサイトで調べる消費者が88.3%いるとのこと。つまり、テレビ・新聞・雑誌からすぐに行動に移らないという見方もできそうです。
8. 動画視聴:ミュージックビデオが44%でトップ、「ながら視聴」は61%

(出典:オプト)
オプトによる「動画視聴行動調査2015」によれば、動画サイトで視聴した動画の分野のトップは「ミュージックビデオ」で調査対象1200名の44%となっており、昨年比12ポイント増です。そのほか、おもしろ、お笑い、映画、ニュースなどが続いています。

(出典:オプト)
また、ながら視聴に関しても"年末年始"限定のデータを出していて、61%となっています。そのときのデバイスは56%がノートパソコン、44%がスマホと回答。さらに上のグタフはながら視聴のシチュエーションを示しており、ノートパソコンではメールしながら、スマホではLINEをしながら、という違いが出ています。
9. この1年でスマホから動画視聴が約1000万人増加

(出典:ニールセン)
動画についてはニールセンの「ビデオ/映画」カテゴリの最新利用動向をチェックしてみましょう。この1年でPCからの動画視聴が減少し、2015年1月時点でスマホが3701万人、PCは2682万人となり、スマホから動画視聴が1000万人近く増えていることがわかります。

(出典:ニールセン)
各スクリーンからの「YouTube」「ニコニコ動画」「GYAO!」という箇所では、GYAO!のみPCからの視聴が増加しています。共通点は、一訪問あたりの利用時間はスマートフォンよりもPCの方が長いということでした(ニコニコ動画では、スマホからの利用時間がの3分、PCからは27分で約9倍の差がある)。
3サービス全てにおいて、「PCは男性、スマホは女性」の割合が高くなっていることも興味深いポイントだと思います。
10. 音楽視聴:「動画アプリ」からの視聴が56.1%とトップ


MMD(モバイル・マーケティング・データ)研究所はスマホでの音楽視聴についてのデータを発表しています。iOSユーザーの32.9%、Androidユーザーの20.2%が「ほぼ毎日」スマートフォンで音楽を聴いているとのこと。また、視聴方法については「動画アプリ」が56.1%、「無料音楽配信アプリ」が33.2%、「購入したCDからスマートフォンに取り込んでいる」が32.7%という結果に。有料/定額はまだまだ少ないようです。
11. スマホ広告:2014年のスマホ広告市場規模が3,008億円(2015年は3,903億円との予測)

(出典:CyberZ)
サイバーエージェント子会社CyberZの調査では、2014年のスマホ広告市場規模が3,008億円で、前年比162%と高成長だったことが分かっています(前年予想時は2,304億)。この背景には、「スマートフォンの特性を活かした広告媒体や広告フォーマットの登場により、スマートフォン向け広告商品の多様化が進み、広告主のスマートフォンにおけるプロモーション環境は大きく改善」といったことがあるようです。
ちなみに、2015年にはスマホ広告市場は3,903億円と予測されています。ニュースアプリやキュレーションメディアのマネタイズとしても運用されることが多いスマホのネイティブ広告市場も右肩で上がっていくとのことです。

(出典:CyberZ)
12. アプリ経済:2013年度は約8200億円規模、年次90%成長

(出典:Google Japan)
グーグルと野村総合研究所(NRI)がまとめた「インターネット経済調査報告書」2014年度版は、インターネットが日本経済全体にどのように貢献しているかを把握することができる貴重な資料です。
調査では、スマホから生まれたビジネス領域を新しく「アプリ経済」と捉え、2013年度における規模は約8200億円という数字を発表。2014年時点で56.5 万人分の雇用創出をしており、アプリ経済が2011~2013年度にかけて、年平均成長率90%と高成長を遂げていると分析しています。
13. コンテンツマーケティング動向:実施理由の67%がブランド認知、半数以上がアウトソース

(出典:エコンテ)
エコンテによる「コンテンツマーケティング調査レポート(2015年版)」が、コンテンツマーケティングの現状をつかむのに最適な資料です。まずは実施理由。ブランド認知がもっとも多く67%、顧客獲得が50%となり、そのほか見込み客の育成やエンゲージメントが続いています。

(出典:エコンテ)
実際にどのような手法でアプローチしているかというと、ソーシャルメディアや自社ブログが多い結果となっています。ソーシャルメディアのなかでは、コンテンツマーケティングにフェイスブックで取り組むという回答が7割という結果に。6割がフェイスブックの効果を感じているとのことです。

(出典:エコンテ)
また、おもしろかったのが、コンテンツをアウトソースしているかどうかというもの。半々くらいとなっていて、デザインを外部に手がけてもらうことがいちばん多い結果となっています。
そのほかにもコンテンツマーケティングのむずかしさ、過去の情報発信/今後の情報発信、実施効果をどういう軸でおこなっているのか。「コンテンツマーケティング調査レポート2015年版」はこれからコンテンツマーケティングを導入する際の説明や提案に向けても有益な資料になると思います。
14. ハッシュタグ:約4割が利用経験あり、気になる商品や情報を検索するため

(出典:アライドアーキテクツ株式会社)
アライドアーキテクツ株式会社が発表した「女性のハッシュタグ利用状況と利用しているSNSについての実態調査」はこれまでのデータよりも切り口が具体的なものですが、非常に興味深いです。36%がハッシュタグ利用経験があり、利用SNSはツイッターが83%とトップ。
「気になる商品や情報を検索するため」が6割を超えていることから、ECなどでももっと活用されるようになるのでしょうか。実際、食品や化粧品の検索を経験している人は4割を超えているとのことです。

(出典:アライドアーキテクツ株式会社)
理由については、「検索が簡単なため」(28%)、「情報が整理されているため」(19%)、「リアルタイムで情報を得られるため」(16%)、「見ているだけで時間が潰せるため」という順になっています。
15. スマホからのEC利用:「キーワード検索を利用」は77%

(出典:ゼロスタート)
ゼロスタートが3月に発表した「スマートフォンでのEC利用調査」によれば、消費者の62%がインターネット上のショッピングモールを利用しており、40%がECサイトのアプリやスマートフォン向けサイトを利用しているとの結果。
スマホからのEC利用にともない、「スマートフォンでの購入頻度が上がった」(42%)、「商品情報の比較頻度が上がった」(35%)、「店舗に行く前・店舗内でスマートフォンで商品検索してから購入」(20%)というデータも出ています。サイト内での行動では、「キーワード検索を利用」が77%との結果も注目です。
おまけ:雑誌広告の広告注目率は45%、精読率は約30%

(出典:ビデオリサーチ)
最後におまけとして、紙媒体のトピックをひとつ。ビデオリサーチによる第2回雑誌広告効果測定調査「M-VALUE」の結果を紹介(21社36誌、合計646素材の広告を対象に調査)。
掲載された広告に「注目」した(確かに見た)人の割合を示す「広告注目率」は、36誌646素材平均で44.7%でした。
また、読者のうち、広告を「確かに見」て「内容まで読んだ/じっくり見た」人の割合を示す「広告精読率」の平均は28.9%でした。
広告に注目した読者の66.6%が広告商品・サービスに「興味関心」を抱き、53.0%が「購入・利用意向」を示しているとのこと。ウェブ広告でもこのような調査を探してみたいですね。
***
ひとつひとつのデータをバラバラに見ることはあっても、なかなかまとめて見ることは少ないのではないでしょうか。まとめて見ることで、意外な関連が見つかったり、全体感の理解につながったり、次のトレンドを読むことにつながると考えています。なにか参考になれば嬉しいです。
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個人サイトとしてはじまった「ViralNova」の躍進——20名体制で月間訪問数「1億」超え

2013年の終わりに「立ち上げ半年で3000万PVのメディア『ViralNova(バイラルノバ)』は1人体制らしい」という記事を書いたことがあります。バズフィードやアップワーシーなどバイラル/キュレーションメディアが注目を集め、その後追いサイトが多くでてきたころで、バイラルノバもその一つでした。
最近、このサイトにフォーチュンなどの海外メディアが再び焦点を当てています。先述の記事では「運営1人/月間3000万PV」ということで十分キャッチーでしたが、その後も成長を続け、月間1億訪問数とのこと(ちなみにバズフィードは2億)。
2013年冬には売り先を探していたようですが、いまでは外部からCEOも雇い、メディア企業として生まれ変わりました。個人で運営していたときのオハイオからニューヨークに移動し、オフィスを開設。20名以上のスタッフが加わり、規模拡大に成功しました(バズフィードは900名弱)。スタッフはTumblrやYouTube、Reddit、Imgur、Twitterなどに張り付いて話題を拾っているとフォーチュンの記事でも言及されています。
バイラルノバはネイティブ広告に本腰を入れ、さらなる収益化に向かいます。トップ画像においても右下の記事はスポンサードコンテンツとなっているように、ところどころ広告が入っていることを確認できます。昨年は1000万ドル(12億円)の売上を記録したようですが、今年は倍増を計画しているとのこと。
メディアの規模としてもさらなる飛躍を目指します。DIYやサイエンス、動物など特定のジャンルも強化しており、それぞれにフェイスブックページを開設。バイラルノバのメインのフェイスブックページには200万以上のいいね!が集まっていますが、それぞれのジャンルでも潜在的なファンを囲っていくのはバズフィードなどもやってきたやり方でもあるので、今後の伸びも楽しみです。
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「この先、ネット上の長文コンテンツを支えるのは定額制モデル」ーー長文メディア「Longreads」創設者の言葉

米メディア「Capital New York」が長文メディア「Longreads」創設者に短いインタビューをしていました。
メディアの輪郭では長文の流れを積極的に追っていますので、そのなかからいくつか言葉を紹介します。
Longreadsは、2009年設立のメディア。ロサンゼルス・タイムズやタイムなどで記者やデジタル戦略を担当していたマーク・アームストロング氏らが中心となって生まれました。
1500語以上を長文コンテンツと定義して、ノンフィクション/フィクションのどちらもキュレーション。月額3ドル、年額30ドルの有料課金制を採用しており、すべてパブリッシャーや著者に還元しています。
知らなかったのですが、Longreadsは2014年4月に、WordPress.comを運営することで有名なAutomattic社に買収されていました。現在はキュレーションですが、マネタイズの先には独自コンテンツの制作も視野に入れているとのこと。
マーク・アームストロング氏は、「いま、多くの会社が長文のストーリーテリングにお金を注いでいます。それは素晴らしいことですが、多くの場合、実際に支えるモデルがありません。(中略)この先、読者によるサブスクリプション(購読/定額制)が、ネット上でストーリーテリングの質を保証するのに重要です」とサブスクリプションモデルの重要性を語ります。
オリジナルコンテンツやその編集について同氏は、「われわれがいちばん売り出したいのは、よく知られているもの、知られていないものを含めた、いろんな人の声やトピック、形式、その多様性です。われわれは、どんなものでも1500語以上であれば"長文"(long)と定義しています。いま、好きなライターや編集者、出版社に声がけし、いっしょになにかおもしろいことをやろうと言っています」と、これから進めていくようです。
Longreadsについては、編集部とコミュニティメンバーによるキュレーションがあるのが個人的に好きなところです。この時期なので「Longreads Best of 2014」という特集も展開。このように、さまざまなかたちで、キュレーションの価値を高めているのは参考になりそうです。今後のオリジナルの比重を高めていくプロセスやその手法は気になります。
前述の「この先、ネット上の長文コンテンツを支えるのは定額制モデル」といった言葉は、日本でも当てはまると思います。ニコニコ動画やクックパッドのような課金モデルが、ニュースメディアやジャーナリズムで成り立つのか。日本ではどのプレイヤーがこのモデルを確立するのか、注目したいです。
1億ユーザー超のフリップボード、マガジン数が1000万を突破

キュレーションマガジン「Flipboard(フリップボード)」のマガジン数が1000万を突破したようです。2013年春にスタートしたマガジン機能。誰でもコンテンツを束ねて、自分のマガジンとしてみせることができるというものです。
その目玉となる新機能は、自分でニュースソースをかき集めて、オリジナルのデジタルマガジンがつくれるようになるというものだ。各コンテンツの横に+ボタンが新たに配置され、それをタップすることで簡単にコンテンツをマガジンに追加していくことができる。
例えば、カッコいい靴があったら「シューズ」マガジンに。素敵な写真を見つけたら「写真」マガジンに。週末に行きたい場所の情報は「旅」マガジンに。気になるものをどんどん追加していくだけ。あとはFlipboardが表紙をつくって、きれいにコンテンツを並べてくれる。
コンテンツはニュースメディアの記事だけでなく、TwitterやFacebookの投稿、FlickrやTumblrの写真、YouTubeの動画まで、Flipboardで見られるものなら何でも追加できる。工夫次第では、SoundCloudから音楽コンテンツを入れて、それを聴きながらミュージシャンのインタヴュー記事を読むといったデジタルマガジンならではの体験を創出することも可能だ。
ざっと1ヵ月で100万ほどのマガジンがつくられる計算で、700万人のユーザーが制作したとのこと。フリップボードはすでに1億以上のユーザーがいて、今年中には1.5億人に届くのでは、ということも言われています。このペースだと年内にマガジンをつくるユーザーは1000万人ほどに到達するのではないでしょうか。
フリップボードのマガジン機能はもともと、社内の編集者向けにつくられたとそう。特にニュースやテックのチャンネルは、多くのソースからピックアップして編集部に寄るキュレーションがおこなわれています。
もちろんマガジンは企業の広告としても活用されており、食品企業「Dole(ドール)」のそれは、70万人のフォロワーを抱えているのだとか。国内ではNAVERまとめにおける公式まとめのようなフォーマットもありますし、マネタイズの核にはなりそうです。
最近、フリップボードはシャネルをパートナーに迎えて9月に動画広告を開始するという動きもあります。CGM的なマガジン数増加の展開と、ブランドの広告の場については引き続き注視するに値するのではないでしょうか。
【参考】
伝統メディアも踏み出す、バイラルメディア立ち上げ
海外では、伝統メディアもソーシャルからの流入を目指して、バイラルメディアを立ち上げる事例も出てきています。今回は3つの事例の紹介です。
ワシントンポスト:KnowMore

ワシントンポストが昨年10月にスタートした「Know More」というメディアがあります。大手/伝統メディアによるバイラル/キュレーションの取り組みにおいて、早い方だったと思います。
手がけたのは、ウォンクブログという政策ブログで執筆していたコラムニストのエズラ・クライン氏とライターのディラン・マシューズ氏の2名。コンテンツは、外部の媒体からキュレーションし、詳細が気になる場合は「Know More」ボタン、知りたくない場合は「No More」ボタンで記事を閉じるという仕組み。
さまざまなトピックの知識や情報の入り口となるようなサイトです。なお、エズラ・クライン、ディラン・マシューズの両氏は現在、ヴォックスメディアにて、ニュース解説メディア「ヴォックス」を立ち上げ、運営しています。
ミラー:Us Vs Them

100年以上の歴史を持つ英トリニティ・ミラーが立ち上げたのは、「Us Vs Th3m」という実験的なサイト(2013年5月設立)。若い読者層をターゲットに据え、ユーモアやエンタメ色の強いコンテンツを展開しています。
BBCやガーディアンにいたマーティン・ベラム氏やMSN Internationalの編集者だったトム・フィリップス氏、そして「B3ta」というユーモアサイトをつくったロバート・マニュエル氏らによって立ち上げられました。Tumblrを使っているところも特徴的。
モバイルやタブレットを意識し、ビジュアル重視、ストリーム型なメディアです。すでに300万人以上の読者が集まるなど実験の域を抜けるようなものとなっています。
インディペンデント:i100

英インディペンドが立ち上げたのが、「i100」というサイト。今月スタートしたばかり。
スマホにも適応した、クオーツ型のタイムラインの形式をとっています(右カラムには100本の記事がリストとなっており、右側にはストリームでコンテンツが掲載されているという形)。インディペンデントのもつ「i Newspaper」からインタラクティブやチャートなどウェブで活用できるコンテンツを再パッケージ/記事化するというもの。
また、「Upvote」ボタンもついていて、読者による投票が、100本の記事のランキングを左右します。伝統メディアが、デバイスや関心が全く違う読者層(若年層)にアプローチする手段としてこのようなサイトを別ブランドとして立ち上げるのはアリだと思いました。
今回の3つのほか、1998年設立のジ・オニオン(社会風刺メディア)もClickHoleというサイトを立ち上げたりしています。BuzzFeedやUpworthyなどを中心としたバイラルメディアの基礎知識については、スライドを参照ください。
ニュースアプリ体験に変化を加える3つのアプローチ
ニュースアプリ(やコンテンツのプラットフォームや流通面の話題)が流行っていますが、今あるニュース体験にさらに変化を加えていくには、どうしたらいいのかなと考えることがあります。
別に考えなくても良いことなのですが、僕自身ニュース(キュレーション)アプリをほとんど使っていないので、どういうものだったらいいかなあと考えてみました。ちなみに使っているのはほぼ唯一NewsPicks(アプリというよりはメディアサービスという感覚が強い)と、たまにLINE NEWSといったところです。
3つほどアプローチがありそうなので、書き留めておきたいと思います。
1. 「一画面」で捉える
アプリで記事を読む時、1コンテンツに対してスクロールはなくていいかなと思います。
要約アプリのサーカやニュースアプリLINE NEWSなどはある程度1画面で一つのコンテンツに区切りがつくので、とても使い勝手がよいなあと感じます。
「長文ジャーナリズムの復権か? 骨太なコンテンツが読める海外ウェブメディア5選」とう記事で長文記事の需要などについても触れましたが、ウェブメディアにおいてもスクロールせずに読めるような見せ方ができないかと思うことがあります。
2. 「つながり」を持たせる

ソーシャルメディア時代はどうしても断片的に情報を得ることが多くなる中、トピックや記事に対して、継続的につながりを持たせるアプローチは増えてくると思います。
具体的にはフォローやキャッチアップ、続報といったものです。ニュースアプリでいうと、サーカやカメリオのフォローやLINE NEWSの続報は優れた仕組みだなあと思います。
少しずれますが、スマートニュース藤村さんの以下の記事で言及されている「ステートフルなメディア」というものは考える必要性、重要性が増してくることでしょう。
3. 「偶発性」をもたらす

自分の興味関心のある情報があつまってきやすい、出会いたいと思うソーシャルメディア、ニュースアプリ時代ですが、マーケットは小さいもののRandom(前身はfutureful)のようなアプローチは貴重だと思いますし、刺激的です。
アプリ以外では、ビジネスメディアのクオーツやタイムのスクロールのデザインは、思いがけず色々な記事を読んでしまうようなデザインを採用することも偶発性(もしくは訪問別ページビューの向上)につながると思います。
というわけで、3つほどのポイントを上げてみましたが、サーカやLINE NEWSはよく考えられているなあと思います。
引き続き、ニュースアプリやニュースメディアの体験や多様なアプローチには注目していきたいですし、今回取り上げたことは考えていきたいトピックです。
乱立する国内バイラルメディアをまとめてみたーー35のメディア紹介

編集で関わっているブロガー・イケダハヤト氏のメルマガで「国内バイラルメディアまとめーー31のメディアを紹介」という記事を担当しました。「メディアの輪郭」では少し追記を加え、アップデートして紹介します。
昨年から今年にかけて大きなトレンドになりそうな「バイラルメディア」。主に画像や動画をコンテンツとし、ソーシャル上で爆発的にシェアを生むシンプルなメディアの形で、海外ではすでにいくつかの存在感のあるプレイヤーが登場しています。
日本でも昨年末から次々とバイラルメディアのフォーマットを採用するメディアが生まれてきています。ここでは整理がてら、35の国内バイラルメディアについてまとめてみます。
1. dropout(ドロップアウト)
2013年12月にスタートした「刺さる」動画メディア「dropout(ドロップアウト)」。毎朝1本動画を紹介しています。
初月で70万人訪問、100万PVを超えたことでも話題となったのでご存知の方の多いかもしれません。運営は家入一真氏や高木新平氏、Livertyの大学生たちが中心となって運用しているとのこと。
社会問題などのシリアスなトピックを扱った動画をキュレーションしているので、国内版Upworthy的なポジションのメディアとなっていきそうです。
2. Whats(ワッツ)
ドロップアウトを追うように昨年末に立ち上がったのが、未知を届ける動画メディア 「Whats(ワッツ)」です。運営は株式会社スタートアウツ。つい先日、週200%成長中というプレスリリースが出たばかり。
毎日数本の動画をキュレーションしています。カテゴリーは驚く、和む、刺さるの3つ。現状は海外のコンテンツが多いようですが、KandaNewsNetwork代表の神田敏晶氏などのキュレーター参加もあり、今後の展開が楽しみです。
3. Buzzlive(バズライブ)
今年に入って立ち上がったものには、スポーツの動画に特化した「BuzzLive! (バズライブ) 」があります。主に野球とサッカーの動画を中心にキュレーションしています。
運営しているのはサムライトの柴田泰成氏。「スポーツ動画のバイラルメディア「BuzzLive!」を作った理由」という記事では、実験的な意味合いが強いことも書かれていますが、ジャンル特化型がどれほど有効なのか見ていきたいです。
4. pocketti(ポケッチ)
次に紹介するのが、「スキマ時間を埋める」動画メディア「pocketti(ポケッチ)」。運営は神宮司さんという方が行っています。コンテンツに関しては衝撃系やおもしろ系、かわいい系が多くあります。動画の長さを短編、中編、長編から選べるのが特徴的です。
5. CuRAZY(キュレージー)
目下急成長中なのが、笑うメディア「CuRAZY」です。ネーミングはキュレーション(Curation)とクレイジー(crazy)を掛け合わせたもの。
国内のバイラルメディアでは積極的に画像コンテンツを使っていることもあり、立ち上げたった半月で、月間200万以上のPVを獲得するメディアになっています。
この半年以内で月間5000万PVを目指すのだとか。笑いは国境を越える、ということもあり、グローバル展開も見据えているそうです。
6. バズマン
バズマンは「人生に彩りを加える動画メディア」です。キャッチコピーを見る限りでは、どんなメディアかは分かりません。コンテンツは衝撃系が多めです。
7. Scout Talents(スカウトタレンツ)
「Scout Talents」は、動画でスーパープレーやスーパータレントを発掘するメディア。サッカーに絞っています。10000票で殿堂入り!」といった、シェアに応じて殿堂入りする仕組みがありますが、現状は1、2票といったコンテンツが目立ちます。サッカーファンをどのように巻き込むのかがポイントでしょうか。
Scout Talents - 動画で発掘!スーパープレー・スーパータレント -
8. Sports on Earth
スポーツの感動を動画で伝えるメディア「Sports on Earth」。すでに紹介したバズライブと同様に野球やサッカーが多い印象。バスケットやテニス、体操、スケートなどの動画も発信していますが、そのほかコラムなども発信していくとのこと。どのように他のスポーツメディアと差別化していくのか注目ですね。
Sports on Earth | スポーツの感動を動画で伝えるメディア
9. otodas(オトダス)
「鳥肌モノ音楽動画」を掲げ、凄い音楽動画やPV、ライブなどを毎日キュレーションしている「otodas(オトダス)」。ブログ「@attrip(アットトリップ)」の高橋さんら複数人で運営しているそう。マネタイズを考えた時に、音楽という切り口はありかもしれません。
10. スゴピク
凄い動画メディア「スゴピク」。直感的にスゴいと思う動画を紹介しているようです。デザインを見るにこちらもオトダスのメンバーらがやっているのかもしれません。
11. namida(ナミダ)
「涙モノ感動動画まとめ」がキャッチコピーの「namida(ナミダ)」。シェアを考えた時に、この切り口はありですね。実際いい動画が多いです。
12. animal buzz(アニマルバズ)
「animal buzz(アニマルバズ)」はその名の通り、動物に関する(かわいい)動画をピックアップして紹介するメディア。音声クラウドソーシング「Voip!」などを運営する株式会社Groodが運営しています。
この分野はマリがいないと思いますが、まだ予想の範囲内のコンテンツが多い印象。今後の展開に注目があつまるところです。
13. candle(キャンドル)
音楽の未来を灯す動画キュレーションメディア「candle(キャンドル)」は、日本最大級の野外フェスサイト「FestivalLife」と同じ運営元です。元々、メディアを持っていたところでは、何かシナジーが生まれることが期待されます。
Candle(キャンドル) | 音楽の未来を灯す動画キュレーションメディア
14. TEMITA(てみた)
チャレンジ発掘メディア「TEMITA(てみた)」は、「~してみた」系の動画を積極的にキュレーションしています。また、VineやGoproに目を付けているのも、切り口としては良いのかもしれません。Youtuberとのコラボも狙っているようです。
チャレンジ発掘メディア 「 Temita - てみた - 」
15. feely(フィーリー)
「feely(フィーリー)」は、「感じる」を考える、動画メディアです。笑いたい、泣きたい、驚きたい、癒されたい、といった感情に寄り添ったコンテンツがいい感じです。
頻度は、1日2本の動画をキュレーション。運営はクリエイターのための情報発信メディア「creive(クリーブ)」などをつくっている方々です。
feely (フィーリー) - 心動かす、動画メディア【感動・泣ける・癒やし】
16. Charming(チャーミング)
「Charming(チャーミング)」は、「思わず笑みがこぼれる動画メディア」と銘打っています。毎日1本をキュレーションしているとのこと。切り口はかなり既視感がありますね。
17. ROXIE(ロキシー)
ROXIE(ロキシー)は、ずっと見たくなるオシャレで面白いメディアです。運営は@ztinks11さん。アバウトページは英語で書かれていますが、現状は普通のバイラルメディアですね。
ROXIE(ロキシー)|ずっと見たくなるオシャレで面白いメディア
18. UPLOAD(アップロード)
動画を読み解くWebマガジン「UPLOAD(アップロード)」。バズ系動画に加えて、グッズやマーケティング関連のコンテンツもあります。動画とタイトルというフォーマットではなく、テキストもしっかりしているので、読みやすいです。
UPLOAD | 動画を読み解くWebマガジン『アップロード』
19. RAW-Fi(ローファイ)
「作りたい」欲望を刺激するメディア「RAW-Fi(ローファイ)」。国内のバイラルメディアの中では、異様にデザインが素敵だと思いました。イベントの企画やプロダクトの制作も考えているそうで、かなり楽しみなメディアです。
20. しぇあ動画
「しぇあ動画」は、おもしろ動画をキュレーションしているメディアです。このあたりは競合が多そうですね。
しぇあ動画 | しぇあ動画はおもしろ動画をお届けする動画キュレーションメディアです。
21. Sharingvideo
「Sharingvideo」は、シェアする動画キュレーションメディアとのこと。vimeoのスタッフピックスなどが多いので、キュレーションでの優位性を考えると厳しそうですね。
Sharingvideo -シェアする動画キュレーションメディア-
22. Buzzia(バジア)
「Buzzia(バジア)」は、Buzz(バズ)×Asia(アジア)というネーミングの通り、アジア市場を見据えたメディアなのでしょうか。Facebookページのいいね!が40000を超えていてスゴいと思う一方で、キュレーションはいまいち。
23. ヒマゴロシ
ネーミングが分かりやすいですね。「ヒマゴロシ」は、ジャンルもかなり幅広いので、暇つぶしするには良いと思います。
24. kensuu.com
生活の質をあげる動画を紹介する「kensuu.com」。nanapiのけんすうさんが運営しています。現状は、おそらく実験的だと思いますが、将来的にはnanapiにも結びついてくるのでしょうか。
25. must(マスト)
企業が提供するバイラル動画を紹介する「must(マスト)」。動画とともに、企業名や商品が掲載されています。将来的にマネタイズを考えた時にこの切り口はかなり素晴らしいと感じました。コンテンツがないときから見つけていましたが、さきほどと同じでけんすうさんが運営しているようです。
26. すごい動画
「すごい動画」はバイラルメディアのアンテナサイトです。国内で増えてきたバイラルメディアのまとめサイト的な立ち位置です。デザインや設計をがんばると良いメディアになると思います。
27. もえばず
「萌え」+「バズ」で「もえばず」。萌える動画キュレーションメディアを謳っています。サブカル系やアニメなどは火がつくと可能性があるジャンルだと感じます。
28. mixgirl(ミックスガール)
「mixgirl(ミックスガール)」は「一目惚れする女の子の動画メディア」です。この切り口は、キラーコンテンツの宝庫かもしれません。
29. Educeed(エデュシード)
学べる動画メディア「Educeed(エデュシード)」。アバウトページには「英会話や語学、パソコン・インターネット、料理レシピ、スポーツのノウハウ、レッスン・ハウツー・レシピ動画を紹介」とありますが、まだそこまで学べる動画はありません。
30. THE MOVIEHOUSE(ムービーハウス)
「THE MOVIEHOUSE(ムービーハウス)」は、「忘れないでほしい想いを動画であなたに」というキャッチコピーを掲げた動画メディアです。特にテーマがなさそうな分、訴求が難しそうに感じます。
THE MOVIEHOUSE | ~忘れないでほしい想いを動画であなたに~
31. share times
「share times(シェアタイムズ)」は、感動系やかわいい系などのコンテンツが多くあります。まだはじまったばかりのようです。
32. BUZZMODE(バズモード)
感動、笑い、驚きなどの動画コンテンツを中心にキュレーションしているメディアです。詳細はまだ分かりません。
BUZZMODE(バズモード) | 感情を揺さぶる動画キュレーションメディア
33. Bizcast(ビズキャスト)
ビジネスパーソンに知恵と驚きと発見を届ける動画メディア「Bizcast」。「ビジネスパーソンに良質な動画・音声コンテンツを提供」とのことですが、どのようにムラををなくしたキュレーションを行っていくのか気になります。
34. 世界の凄い場所
世界の秘境、極地など、興味深い土地を紹介する「世界の凄い場所」。絶景ネタは鉄板ですよね。
35. あふれ.CO
面白い吹き替え動画を集めたメディア「あふれ.CO」。切り口はユニークですが、動画の数があるのかどうか気になります。
以上、35の国内バイラルメディアの紹介でした。参入障壁もかなり低いので、まだまだ増えて行きそうで楽しみですね。
今後は、オリジナルコンテンツや実力のあるウェブエディターを用いて、メディア設計や戦略をつくっていく必要があることでしょう。