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長文メディア「Matter」のリニューアルと、ブログプラットフォーム「Medium」の大きな動き

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過去にクラウドファンディングサイト「キックスターター」を利用して2500人以上から14万ドル(約1400万円)を集めた「Matter」というメディアがあります。

科学技術を深く長文で掘り下げていく貴重なメディアで、月に1本の有料記事(99セント)の記事を発信することで一部の人には知られていました。

しかしながらマネタイズは困難を極め、2013年春にブログプラットフォーム「Medium」に買収された経緯をもっています。そんなMatterが6月にリニューアルをしました。

ロゴも変わり、Medium上では珍しくウェブマガジンのようなデザインとなっています。Matterの買収はMediumがプラットフォームからとしての立ち位置から、徐々にオリジナルコンテンツを出していく動きでした。

以前、Mediumが編集を入れてジャンル特化のメディアを立ち上げるという動きも紹介しました。また、ニューヨークタイムズの記事によれば、WIREDやNewsWeekでライター(主筆)として活躍し、テクノロジーを専門に書いているSteven Levy氏(63歳)が参画することを発表。さらに良質な記事の発信に力を入れていく姿勢を見せています。

プラットフォーム側がコンテンツ企業を買収したり、ベテランジャーナリストやライター/編集者を引き抜いていくことも増えていくのでしょうか。このあたりの動きも注目ですね。