Mediumが収益化に本腰か? Vox Mediaの広告営業トップが参画
「ブログプラットフォーム「Medium」が新メディア「Bright」を公開——教育イノベーションを伝える」という記事でMediumの最新の動きを伝えたばかりですが、関連してもうひとつ。
上記の記事でもスポンサードメディアを立ち上げていることを紹介していますが、Mediumというサービスで気になるのはどのように収益をあげていくのかという点。このたび、Vox Mediaで広告営業のトップだったJoe Purzycki氏の参画が発表されています。
AdAgeによれば、同氏の役職はブランドパートナーシップ担当。企業のスポンサー契約や広告モデルを確立することになるのでしょう。そういえば課金をやっていないのはMediumらしくていいなあと思います。
Mediumでは一部の寄稿者に原稿料も出しているという情報もあり、そういったコストを含めいろいろお金が出ていそうです。Digidayの記事では99%の投稿者にはなにも支払われていないとのこと。規模としては、Digidayの別の記事ではMedium側はユニークユーザー数を2500万だとしているそう(comScoreでは300万ほど)。
ちなみに、Purzycki氏はVox Mediaに5年在籍、広告営業チームを率いて、2014年の年間総売上は5,500万ドル(約65億円) という数字を出しています。プラットフォームとパブリッシャーの交差点を行くMediumが良質なコンテンツにお金が還元していくために、どのような収益化の取り組みをおこなっていくのか、ただただ注目しています。
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