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メディアの輪郭

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本格派オンラインジャーナル「MATTER」が発信の場を「Medium」に移行ーーコンテンツ無料化と長文ジャーナリズム追求へ

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長文記事を月1本のみ発信するオンラインジャーナル「MATTER」

2012年11月、クラウドファンディングで14万ドル以上の資金調達を成功させた本格派オンラインジャーナル「MATTER」が創刊されました。

MATTERは、科学・技術分野に特化し、徹底した取材のもと、独自の視点から丁寧な記事を作成してウェブページや電子書籍で配信する、月刊のオンラインジャーナルです。米オピニオン誌「アトランティック(The Atlantic)」など数々の有力誌に寄稿する作家ジム・ジャイルズ(Jim Giles)氏と、テクノロジー系オンラインメディア「GigaOM」の編集者ボビー・ジョンソン(Bobbie Johnson)氏によって立ち上げられました。

クラウドファンディングがサポート! 本格派オンラインジャーナル「MATTER」創刊 | つながる!ソーシャル時代 ヒト・カネ・コト | 現代ビジネス [講談社]

MATTERは、5000〜10000万字ほどの読み応えのある特集記事を月に1本のみ発信するというスロージャーナリズムを実践する媒体。記事は1本99セントで販売されていました。

ブログプラットフォーム「Medium」に買収

そんな同ジャーナルは、2013年4月に「Blogger」を創業し、「Twitter」の共同創業者でもあるエヴァン・ウィリアムズ氏がつくっているブログプラットフォーム「Medium」に買収されたのです。

エヴァン・ウィリアムズ氏は、MATTERのクラウドファンディング挑戦時からの支援者であり、 MATTERとMediumはどちらも良質なコンテンツ発信のサポートという面で向かうところは同じでした。

オンラインジャーナルのマネタイズの難しさ

そして、2013年11月21日、MATTERが発信の場をMediumに完全移行したことを発表。それに伴い、コンテンツが無料化となり、さらなる長文ジャーナリズムの追求に向かうとのことです。

このことからオンラインジャーナルのマネタイズ、持続可能に良質なコンテンツを発信していくことの難しさが伺えます。これまで99セントで販売されていた記事が無料で閲覧できるようになりました。

2年目はさらなる更新頻度と長文ジャーナリズムへ

1年目では12本の特集記事を出し、3つのアワードを受賞、さらには2人の新しい編集者を迎え入れるなど充実していましたが、2年目はまた新しい挑戦となるようです。

毎月1本のペースから頻度を上げ、これまでより長文のジャーナリズムを追求していくとのこと。今後も様々なアナウンスがあるとのことなので、注目していきます。

 

【参考記事】

  • Welcome to MATTER on Medium

https://medium.com/p/ee84148d256

  • Our first year was busy. Here’s what happens next.

https://medium.com/inside-matter/87e02a1062ae

  • Long-form publisher Matter stops charging for articles

http://www.journalism.co.uk/news/matter-ditches-paid-content-model-and-moves-into-medium/s2/a555190/

  • Ev Williams' Medium Buys Journalism Startup Matter

http://mashable.com/2013/04/17/medium-acquires-matter/

  • クラウドファンディングがサポート! 本格派オンラインジャーナル「MATTER」創刊 | つながる!ソーシャル時代 ヒト・カネ・コト | 現代ビジネス [講談社]

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34181

 

【過去記事】

 

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