日本にもバイラル系メディアが続々登場! 4つのメディアを紹介
メディアの輪郭では、昨年から海外のバイラルサイトについて紹介してきました。
代表的なところでは、動画のキュレーションを行う「Upworthy」は、月間訪問数が約9000万に到達し、ワシントンポストがリリースした 「KnowMore」は、チャートなどを紹介するメディアとして成長を続けています。
最近、日本でも特に動画をキュレーションするメディアが増えているようです。この記事では4つのメディアを紹介します。
1. dropout(ドロップアウト)
2013年12月にスタートした「刺さる」動画メディア「dropout(ドロップアウト)」。毎朝1本動画を紹介しています。
初月で70万人訪問、100万PVを超えたことでも話題となっていました。シリアス系で考えるきっかけを提供してくれるようなコンテンツのキュレーションとタイトルが特徴です。
このメディアについてはTHE BRIDGEの記事が詳しいのでぜひ読んでみてください。
運営は家入一真さんや高木新平さん、上記の記事も書かれている平野武士さん、そしてLivertyの大学生たち。動画メディアとしては国内で一番シェアされていると思うので、今後の展開も楽しみです。
2. Whats(ワッツ)
未知を届ける動画メディア 「Whats(ワッツ)」も昨年末に立ち上がりました。
運営は株式会社スタートアウツ。現状、1日数本の動画をキュレーションし、現状は海外のコンテンツが多いようです。
すげえ...身体の一部があんなことに...!衝撃的なマジックが話題」という記事は1.8万いいね!、「なにこれ!?昔のディズニーの曲は、こんな変な楽器で演奏されていた!?」という記事が1万いいね!を超えるなど徐々にシェアを増やしているようです。
Whats(ワッツ) | グッとくる未知を届けるキュレーションメディア
3. Buzzlive(バズライブ)
今年に入って立ち上がったものには、スポーツの動画に特化した「BuzzLive! (バズライブ) 」があります。
野球とサッカーの動画を中心に紹介しているようです。このような特定のテーマにしぼった動画メディアはありだと思います。デザインもカラフルでいいですね。
運営しているのはサムライトの柴田さん。「スポーツ動画のバイラルメディア「BuzzLive!」を作った理由」という記事では、実験的な意味合いが強いことも書かれています。
4. pocketti(ポケッチ)
「スキマ時間を埋める」動画メディア「pocketti(ポケッチ)」。こちらも今年に入ってできたメディアです。
ウェブデザインが好きです。ListverseやMashable的な感じもあり。運営は書かれていませんが、TwitterやFacebookでリンクをシェアしている人を見るともしかしたら分かるのかもしれません。
コンテンツに関しては衝撃系やおもしろ系、かわいい系が多いので、動画にくくる意義をどのように出していくのかが気になります。
日本においては、DDN JAPANやDNAあたりが競合になってきそう。引き続き注目していきたいです。
このように日本でも動画のキュレーションメディアが増えています。今年もさらに増えると思うので、10〜20くらいのになるのではないでしょうか。
「2014年は動画が来る? 今からチェックしておきたい海外の動画ニュースサイト3選」という記事でも海外の動画の流れを紹介しましたが、オリジナルのニュース動画を発信するメディアが出てきたら面白くなるなと思っています。
ニュースの流通が増えている?
ここ数年くらいキュレーションなどの流れもあり、ニュース含めコンテンツの流通の話はよくされるようになってきている気がします。
一方の、ニュースの作り手やコンテンツ制作についてはそもそもあまり話が出ることがすくなく、実情としても足りていないと思います。
そんな中、narumiさんのブログの「ニュースってなんだろう」という記事が個人的にしっくりくる部分があったので、共有しておきます。
何をもってニュースと呼ぶかという基準は人それぞれなんだと思う。Facebookにアップされてる友だちのランチとか、地元の友だちの近況報告の方がよっぽどニュースだったりする。あるいは「誰かがあなたにTwitterでメンションを飛ばしましたよ」っていうスマホのアラートが重要なニュースだっていう人もいるかもしれない。
要は自分ごとかどうか、なのだろうか。どこか遠い国の災害も、そこに自分の友人が住んでいたらニュースになる。自分がそこに行ったことがあればもっと心配になる。でもそうじゃなかったら、どうでもいいみたいな。
また、The New Classicの『「ニュースそのもの」に未来はあるのか?』という記事も「ニュースそのもの」のイノベーションや一次情報の価値が上がってきていること、新興メディアの台頭などについて詳細に述べられているので、合わせて読んでみると面白いと思います。