メディアの輪郭

更新するだけ健康になれる気がしています

ニュースの身近化と、フィットする情報を届けるプッシュ型メディア

いま、ニュースが身近になっている気がします。

別の言葉で言うと、「自分ごと」「自分にフィットする」情報や出来事かどうかということが基準になるのかもしれません(これがニュース、これがニュースじゃない、とは厳密に言えないけれど)。

narumiさんのこの記事は、繰り返し読んでいる記事の一つです。

何をもってニュースと呼ぶかという基準は人それぞれなんだと思う。Facebookにアップされてる友だちのランチとか、地元の友だちの近況報告の方がよっぽどニュースだったりする。あるいは「誰かがあなたにTwitterでメンションを飛ばしましたよ」っていうスマホのアラートが重要なニュースだっていう人もいるかもしれない。

ニュースってなんだろう : blog @narumi

上記の記事の中では「読み手が知りたいこと、知りたいと思われる情報が適切なタイミングでわかりやすい形でポーンとスマホなんかに飛んできたら〜〜〜」という表現も見られます。

少し難しく言うと、その人のコンテクストに合わせて、ニュースが届く、そんなメディアが将来は出てくるのでしょう。コンテクストは、文脈や状況といった捉え方で問題ないと思います。

たとえば、「あなたにピッタリの情報をちょうどいいタイミングでお知らせする」というタグラインの「Google Now」。

天気や通勤路の交通情報、予定や自宅までの経路などを「カード」で知らせてくれるのです。まさに、ユーザーのコンテクストに合った情報を届けてくれる仕組み、サービスと言えるでしょう。

この記事の冒頭で述べたような「自分ごと」「自分にフィットする」ニュースが、ユーザーの状況に合わせてプッシュで表示されるようなことが近い未来に来ると思います。

ユーザーが情報を探すようなプル型ではなく、プッシュ型のニュースサービスの需要も増えてきそうです。

このようなメディアの需要が増え、「カード」で情報を受け取ることが当たり前になれば、「ニュース」や「記事」といった概念が一回くずれて、また新しい定義だったり、形をもっていくのだと思います。