メディアの輪郭

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雑誌『編集会議』に「2017年、Webメディアの潮流を読む」を寄稿しました

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雑誌『編集会議』2016年秋号に「2017年、Webメディアの潮流を読む」という記事を寄稿しました。「Webメディアがなくなる日」という小見出しから書き出し、潮流を読むところまでたどり着きませんでしたが、もしご関心あれば手に取ってみてください。

ジャーナリスト/ノンフィクションライターの木村元彦さんの「書くこと自体が好きかというと、そんなに好きでもないですから(笑)」という言葉に共感したり、ライターの武田砂鉄さんが「書き手から見た『優秀な編集者』の条件」という依頼されたテーマを解体していく感じが愉快だったりしました。

 

また、「若手編集者・ライターのための推し本」というコーナーでは、チェコ好きさんが書かれた『旅と日常へつなげる ~インターネットで、もう疲れない。~』をプッシュさせていただきました。

この本はテーマも、語り口も、エピソードも好きで、なおかつ力まずに読めるのでおすすめです。もともと編集者として、『閉じこもるインターネット』や『弱いつながり』などの本が積み上げてきたテーマを常に考えているので、そんな自分にフィットした本でした(「ネットに疲れた」「Webメディアにそんなに長くいたくない」とよく言っているくらいなので……)。

閉じこもるインターネット』の中で出てくるフィルターバブルは、実は11月15日発売の担当書『ヒットの崩壊』(講談社現代新書)の裏テーマのひとつでもあります。

とはいえ、ぼくはうまく言語化できないことも多くあります。一方、チェコ好きさんは実際に国内外を移動し、ご自身なりの思考をされているので、旅と日常へつなげる』はぼくがふわふわと考えていることのはるか先を明るく示してくれたように感じています。

 

そうそう、『ヒットの崩壊』についてKAI-YOUさんがニュース記事として発信してくださっています。ぜひ目次だけでも読んでみてください。

kai-you.net