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「スポンサードコンテンツ」を支える広告制作チームとは/海外ウェブメディア4事例

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メディアを運営していると、耳にすることも多いかもしれないスポンサードコンテンツ(ネイティブ広告)。

ざっくり言うと、広告掲載されるサイトやページのデザインなどに適したコンテンツを提供するような広告手法です。

記事広告のような形式はもちろん、フェイスブックのフィード広告やツイッターのプロモーションツイートなど様々ですが、コンテンツ性が高いことが特徴でもあります。

「スポンサードコンテンツ」チームについて

そんな中、海外の広告やメディアについて発信するメディア「AdAge」が海外メディアの「スポンサードコンテンツ」に携わるチーム概要などに関して紹介していましたので、かいつまんでお伝えします。

BuzzFeed(バズフィード)

バズフィードについては、「バズフィード」に見る、これからのウェブメディアに重要な7つのポイントという記事やBuzzFeed、非営利メディア「プロパブリカ」記者を調査部門に迎える成長止まらない「バズフィード」ーー月間訪問者数が1.3億人を突破!といった記事で何度か紹介しました。

そんなバズフィードの広告チームは40名。全体スタッフ数が300名ほどですので1割強が広告制作に携わっています。バズフィードは今年だけでも600〜700本ほどのスポンサードコンテンツを制作しており、これを唯一の収入源としているのです。

唯一と言っても、6000万ドルの収益を上げているのでウェブメディアの額としてはすごいです。来年はその倍の1.2億ドルの売り上げ見通しという発表もされています。

Gawker Media(ゴーカーメディア)

ゴーカーメディアは16名とのこと。そのうち4名がライターで、広告コンテンツの執筆にあてられているそうです。

残りのメンバーは、戦略やデザインなどを担当。ゴーカーメディアは昨年あたりから明確にスポンサードコンテンツに注力する方向性をとっています。

The Washington Post(ワシントンポスト)

広告チームは「WP BrandConnect Studio」というところが行っており、広告主のコンテンツ制作を支援しています。実際の広告例などはサイト上でも見ることができます。

具体的なチーム編成は、デザイナー、プロデューサー、映像作家、ライター、技術者となっているようです。

Hearst(ハースト)

ハーストでは、たった5名とのことです。編集経験者が多数で、給与などは固定給+ページビューに応じたボーナスがあるのだとか。

スポンサードコンテンツも圧倒的なバズフィード

以上、4つの海外メディアの「スポンサードコンテンツ」のちょっとした概要でした。

ハフィントンポストやアップワーシーなども行っているので、そのあたりも機会があれば見てみたいですね。

それにしても、バズフィードの40名体制で、6000万ドルの収益というのは圧倒的ですね。。