成長止まらない「バズフィード」ーー月間訪問者数が1.3億人を突破!
12月3日、急成長を続けるバイラルメディア「バズフィード」の月間訪問者数が1.3億を突破したことが発表されました。
昨日も「月間読者8500万人を超えるサイト「バズフィード」に見る、これからのウェブメディアに重要な7つのポイント」という記事で紹介しましたが、2006年のローンチ以来、かなり伸びているようですね。
毎年350%成長で1.3億訪問数に到達
この数字は毎年350%成長なのだとか。恐ろしい成長率ですね。訪問数などが計測できる「quantcast」を使って、2009年あたりからの成長具合も見てみてました。
2009年は月間訪問数がだいたい100万ほど、2010年は300万ほど、2011年は1000万ほど、2012年は3500万ほど(PCとモバイルが半々)、そして2013年11月が1.3億訪問数(PC5700万、モバイル7700万)となっています。
Facebookとその他SNSからの流入が成長要因
この1.3億という数字の背景には、Facebookのアルゴリズム、特に良質なパブリッシャーのコンテンツを評価するようになったことが関係しているとのこと。12月2日にFacebookはニュース重視のアルゴリズムに変更したことを発表しています。
同社が「高品質なコンテンツ」と呼ぶ内容、つまりその時に話題となっているイベントやスポーツ、人々の関心を引く出来事に関連したニュース性の高い記事へのリンクを今より多く表示しようとしている。記事へのリンクをクリックすると、News Feedに表示されていた記事と一緒に関連記事が最大3件表示される。
BuzzFeedの記事でもグラフを交えてFacebookからの流入が急増していることが触れられています。グラフを見てみると、2013年9月を境にかなりトラフィックが増えており、10月には1600万件ほどになっています(数値はバズフィード+ニューヨークタイムズやハフィントンポストなどの提携メディアを含めたもの)。
このFacebookの変化はウェブメディアに関わる方は見逃せない部分になりそうですね。
11月のバズフィードはFacebook以外にもTwitterやGoogleからの流入もこれまでで一番多く、Twitterからの流入はこの一年で180%も増えたとのこと。
また、11月は30記事が100万PV越えを達成し、動画コンテンツも1.1億回再生、300万人以上の購読者、そして11本のコンテンツが100万回再生越えとのことです。動画に力を入れていることはこれからもバズフィードの強みになることでしょう。
非英語圏への展開でさらなる成長となるか?
さて、気になるのは、どこまでバズフィードが成長していくのかということ。10〜11月にかけて、フランス、スペイン、ブラジルの各国版を公開していますので、さらに多くの読者を巻き込んでいくことは間違いなさそうです。
今年はハフポスト日本版が立ち上がった年でしたが、どこかの日本メディアが動いて「バズフィード日本版」立ち上げなどもあったら面白くなりそうですね。
バズフィードについてはこれまで何度か紹介していますので、いくつか記事をチェックいただけたらと思います。