史上最速で成長するウェブメディア「Upworthy(アップワーシー)」に入るためのテストとは?
記事ごとに25通りのタイトル案を考えているなど、コンテンツの"シェア"や"バイラル"に関して右に出るメディアがいないほど成長を続けているバイラルメディア「Upworthy(アップワーシー)」。
ゲイツ財団ともコラボしてマネタイズ
2012年3月に設立されたこの新興メディアは、約1年半で月間の訪問数は4600万人を突破しています。
9月には800万ドルの出資を受けて体制を整えるとともに、マネタイズに関してもスポンサードコンテンツの形をとり、ゲイツ財団とコラボしたカテゴリー「All 7 Billion」を設置するなど、さらなる展開に注目があつまるところです。
上のグラフを見ると、アップワーシーが史上最速で成長するウェブメディアと言われる理由が分かるかと思います。
優秀なキュレーターを採用するためのテスト
これだけの成長を続けている背景には、優秀なキュレーターを採用しているはず。現在、アップワーシーに関わっている編集者/キュレーターは50名以上にもなります。
そんなアップワーシーにフリーランスのキュレーターとして入る際に課されるテストをニュースサイト「DeathAndTaxes」が報じているので紹介します(2012年に採用テストを受けた人がリークしたものらしく、現在はおそらく変わっているようです)。
ざっと見てみると、①タイトルの25本提出、②アメリカにいるすべての人に見てほしいリンクとその理由、③チームに加えたい視点や考え方、④一番好きなSNSとその理由、⑤どれくらいテクノロジーに強いか・弱いか、⑥アップワーシーのFacebookページに関して言いたいこと、⑦メディアに関するデータ分析経験、そして最後は少しいじわるなものになってますね。
ウェブメディアにおいて人材を採用する際の参考になる部分もあるのではないでしょうか。もちろんこれはキュレーターのテストなので、ライターや編集者の採用ではまた違ってきますが。
余談ですが、アップワーシーはその成長に伴い、パクリ的なブログも登場したり、アップワーシー的な記事をつくることができるジェネレーターが生まれるなど、面白い方向にも派生しています。
最後に、アップワーシーのバイラルの極意が分かるスライドも公開されていますので、ぜひご覧になってみてください。ウェブメディアに関わる人は発見がいくつもあると思います。