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メディアの輪郭

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ハフィントンポスト、総コメント数が3億件を突破ーー良質な言論空間とウェブメディアの未来

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3億件のコメントが集まるハフィントンポスト

世界に広がるソーシャルニュースサイト「ハフィントンポスト」の総コメント数が3億件を突破したとのことです。

アグリゲーションでウェブ上の良質なコンテンツをひたすら発信するとともに、オバマ大統領をはじめ多くの政治家のブログ記事を主力に成長してきました。

コメントコミュニティへのこだわり

そのような中で、コメントの数はもちろんのこと、「ネット上に良質な言論空間」をつくることを目指しているため、コメントコミュニティの構築や管理にも非常に力を入れている同サイト。

「ハフィントン・ポストがアメリカの社会にもたらすことができた最も大きな功績は、彼らが読者を惹きつけることによって、より一般の人々の意見にも注目が集まるようになったこと」

世界最大のニュースサイト「ザ・ハフィントン・ポスト」を支えるテクノロジーの秘密 « WIRED.jp

月間訪問数が4000万人ほどでコメントは月間で1000万件を超えるほど。不適切なコメントの削除や良質なコメントを読んでもらうために、自動解析エンジンを活用しています。 

日本版のコミュニティ成熟はこれから

一方で、2013年5月にローンチされたハフィントンポスト日本版は、半年たったいま、良質なコメントが来ているものの、コメント数がまだまだ足りないようです。

日本のウェブメディアで、多くのコメントに対してファシリテーションできるようなことができたら、ネットの言論がリアルにも反映されるようなことがどんどん起きていくのでしょう。

ハフィントンポストのコメントガイドラインを見てみるだけでも、他のサイトよりもコメントについてよく考えられていることがわかりますし、コメントに力を入れたいサイトを運営するときなど参考になりそうです。

世界中のメディアがコメント欄に悩む現状

では、ハフィントンポスト以外の海外メディアのコメントに関する取り組みはどうなのでしょうか。

ジャーナリスト・小林恭子さんが書かれた『「コメント欄」に悩む世界のメディア』という記事では世界のメディアの取り組みと葛藤が紹介されています。

例えば、米科学誌「ポピュラー・サイエンス」は悪質コメントを防ぐためにコメント欄を廃止、ベルギー日刊紙「デ・スタンダード」は人材不足により、論説記事のみコメント可能、などメディアによって様々。

編集者が確認するのか、読者が自由に投稿できるのか、いつでも削除できるのか、コメントの責任は誰にあるのか、ソーシャルログインでのコメントか無登録でのコメント可能なのか、悩む要素はたくさんあります。

良質な言論空間の構築に向けて

ネット上の良質なコンテンツを集め、良質なコメントで議論を深め、リアルへと反映していくハフィントンポスト。これからも同サイトのアグリゲーションとブログ、そしてコメントコミュニティに注目していきます。

最後に、今回の内容とはあまり関係ないですが、アリアナ・ハフィントンのTED Talksを張っておきます。


Arianna Huffington: How to succeed? Get more sleep | Video on TED.com

 

【参考記事】

 

【過去記事】

 

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