メディアの輪郭

更新するだけ健康になれる気がしています

ミレニアル世代のメディア「The Daily Dot」が長文に注力

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海外ではいくつかミレニアル世代(1980年代から1990年代に生まれた世代)にターゲットを定めたメディアが生まれています。以前も紹介したことのある「The Daily Dot(デイリー・ドット)」というメディアの新展開について紹介します。

デイリー・ドットは今年1月に「The Kernel(カーネル)」というイギリス発のウェブカルチャーを伝えるネットタブロイドを買収し、リニューアルを進めていました。そして8月、リスタートを切ったのです。

カーネルは2011年に設立され、買収時には8名のスタッフで運営されていました(デイリー・ドットは60名ほど)。当時の月間訪問者数は50万人ほどだったとのこと。

今回のリニューアルでウィークリーマガジンとなっています。8月10日には、ハッカーとFBIをテーマにした特集が打ち出されており、スローペースで長文記事を更新していくスタイルです。

カーネルでは1500〜4000文字を目安とした記事を配信していき、デイリー・ドットではモバイルやソーシャル世代に向けて毎日更新していきます。この両極端の2つのメディアをもっているというのは興味深い展開です。

長文ジャーナリズムの復権か? 骨太なコンテンツが読める海外ウェブメディア5選」という記事で長文メディアの流れを確認しましたが、ますます長文系、スローガンウェブ的なメディアのニーズは高まることと思います。今回のカーネルについては、マネタイズに注目していきたいです。

 

The Daily Dot goes long and slow with relaunch of The Kernel | Digiday