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英ガーディアン紙の新アプリ、3つの特徴

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海外の大手ウェブメディアが手探る未来 〜12の実験的事例から見えるもの〜」「英紙ガーディアン、自動ニュース収集での新聞作りを実験中」といった記事でも触れてきた英ガーディアン紙の先進的な取り組み。

今回は同紙がリニューアルしたニュースアプリの特徴について紹介したいと思います。

1. フリーミアムモデルの採用

イギリス版のアプリでは基本無料で、広告を入れたくない時は毎月1.15ドルほど課金するというモデル。アメリカ版は有料が4ドルで、クロスワードパズルや厳選記事、ガーディアンから出ている本の抜粋などが楽しめます。海外のクロスワードの人気すごいですよね。

2. パーソナライゼーション

ブロガーやコラムニストをフォローしたり、特定のトピックを追ったりすることができます。オフラインで読むこともできるのは強みのひとつです(と言いつつも色んなアプリがオフライン対策を行っていますが)。 

3. オープンジャーナリズム

海外の大手ウェブメディアが手探る未来 〜12の実験的事例から見えるもの〜」という記事で言及したオープンジャーナリズムのプラットフォーム「GuardianWitness」がアプリに組み込まれました。

ニュースアプリを読むだけでなく、コンテンツにも参加できるというのは新しいポイントかもしれません。市民ジャーナリズムの取り組みはなかなかうまくいかないイメージを個人的には持っていますが、ニュースアプリとオープンジャーナリズムを融合させるのは興味深いと感じました。

 

【参考】Guardian's new mobile app goes the freemium route | Digiday