AppleがiOS9発表、ニュースアプリ提供へ
Appleが「iOS9」の発表をおこないましたが、ニューススタンドの代わりになるニュースアプリの提供も発表しました。フリップボードのようなものになるようで、ニューヨーク・タイムズやバズフィード、CNN、ヴォックスメディアの各媒体など紙やWeb問わず多くの媒体がパートナーとして参加するようです。
.@FortuneMagazine is a partner with Apple's News app. Here are the others. #WWDC15 pic.twitter.com/RFcrDeznzZ
— Benjamin Snyder (@WriterSnyder) 2015, 6月 8
最初からiPhoneにApple独自のニュースアプリが入っていてそれなりの媒体が囲われているので、サードパーティによるニュースアプリとどのように住み分け、既存のニュースアプリユーザーがどのように動くのかは注目になります。ニュースアプリ先進国(?)の日本でも提供されることがあれば、メディア関係者は大きな関心を寄せることになるのかもしれません。
媒体社は広告を100%受け取ることができるので、この点はフェイスブックのInstant Articlesなどにも似ています(もちろんこれまで通り、App Storeにおけるサブスクリプション課金は30%)。実際、重複している媒体もあるので、AppleやFacebook(やSnapchat)などの企業による媒体の囲い込みが、どのような影響をもたらすのか。独自フォーマットがどのようなものになるのか、パーソナライゼーションの強弱も含め、リリースが楽しみです。