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ワシントンポスト、ストーリーを重視した新メディア「Storyline」を公開

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ワシントンポストが、新メディア「Storyline(ストーリーライン)」を公開しました。人や政策、データに関する記事を発信しているのですが、ストーリーを重視している点が特徴です。 

記事や動画、グラフィック/チャートなどを活用して政策を伝えていきます。エディターを務めるのは、Jim Tankersley氏。本紙のほうでは経済ライターをしています。

仮説に基づいた政策に関する議論から脱却することも、ストーリーラインの大きな目的です。ミッションは「all about people and policy.(人と政策に関するすべて)」。人の個性や物語、そして政策に関するファクトやデータを交えた記事をつくることで、新しい政策メディアを目指します。

また、メディアに関する簡単なガイドも公開されているのも興味深い点。人々の暮らしに関わることを、疑問/質問を基点とした記事作りを掲げています。

長文メディアのNarrativelyのように、ビジュアルやライティングにも力が入っていますし、それほど更新頻度も多くなさそうなので、じっくり政策や人にせまる記事を読めるのかもしれません。

ワシントンポストは早い時期からバイラルメディア「KnowMore」を立ち上げるなど、新しいトレンドに応じたメディアをつくっている印象があります。今回のストーリーラインも注目したいです。紹介動画もぜひご覧ください。

Welcome to Storyline - The Washington Post