ビル・ゲイツ氏がテックメディア「The Verge」初となるゲストエディターに就任
(The Vergeの動画より)
新興メディアテクノロジー企業「Vox Media」の運営するテックメディア「The Verge」が初となるゲストエディターとしてビル・ゲイツ氏を招聘することを発表しました。
2月限定でゲストエディターとしてかかわるゲイツ氏とThe Verge編集長との対談動画もさっそくアップされています。ゲイツ氏はこれまでもテクノロジーやサイエンスが人々の暮らしをどれだけ変えていくのか、とくに世界の貧富の格差をどれだけ改善したのかに関心を寄せていました。
具体的には、編集スタッフらといっしょにゲイツ財団で毎年発行している年次書簡の2015年版のテーマである健康、教育、食、銀行などに関するものを取り上げていく予定。どれも途上国の課題にかかわることなので、テクノロジーやサイエンスがどのように現状を変えているのか知ることができることでしょう。
また、「The Big Future」という未来志向の映像特集の一部のナレーションも担当するとのことで、編集以外のコミットの仕方も興味深いです。
過去には雑誌『WIRED』のゲストエディターも務め、途上国の諸問題を解決に導くイノベーションを特集したこともあります。日本でもさまざまなウェブメディアがゲストエディターを設置する動きが増えるとメディアの姿勢を色濃く見せたり、特集を遠くまで届かせることができるのかもしれません。