Mediumがテックメディア「Backchannel」を開始
以前、WIREDやNewsWeekで活躍したテックジャーナリストであるスティーブン・レヴィー氏がブログプラットフォーム「Medium」のテックメディア立ち上げに参画することをお伝えしました。
10月7日には「Backchannel」というテックメディアが立ち上がっています。「もしピカソがMacbook Proをもっていたら」「もしNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)がテックカンパニーだったら」などのもしも系の切り口もあれば、Googleに関する長文記事など、これまで読み物としてもなかったような記事が多くあります。
レヴィー氏は、「Why I Started Backchannel」というメディア開始に際した決意表明の記事では以下のように書いています。
テックライティングの世界は混雑し、混乱していた。その多くが冗長で、多くのメディアで同じことが書かれていたり。(中略)センセーショナルなタイトルに多くの読者が釣られ、なにも新しい情報がないことにがっかりするだけで、なお、ジャーナリストは多くの記事を書かないといけない状況がある。
このような状況に対して、違うアプローチでテックメディアをつくることが、レヴィー氏の役割なのです。Backchannelではストレートニュースなどは基本的にカバーせず、幅広い分野もカバーしない。記事を通じて、分析や深い報道、長く続く価値を提供していきたいとのこと。
数名の寄稿者の記事はもちろん、Medium上で発信している一般の書き手による優れた記事も掲載する考えがあるそう。ここから新しいテックジャーナリズムのかたちが生まれるのかもしれません。