BuzzFeed(バズフィード)が4000本もの記事を削除した理由
先日、5000万ドル(約51億円)もの資金調達を発表したバイラルメディア「BuzzFeed(バズフィード)」。盗作記事を制作した記者が解雇されたりなんてこともありましたが、過去の記事を4000本も削除したという話題もあります。
Gawkerの記事によれば、先月には、2010〜2011年にアップされた記事が少なくとも4本削除されたとのこと。広報担当によれば、編集基準(editorial standards)に見合わなくなったからだそうです。
以下のGIF画像をみると、投稿数(Posts)が減っているのが分かります。
特に4月には、シニアエディターのデーブ・ストペラ氏の記事が2091本から1229本になっていたり、DIYエディターのペギー・ワン氏は、 3923本から3437本に、シニアリポーターのマイク・ヘイズ氏は、667本から413本、編集ディレクターのジャック・シェアパード氏は、2501本から2394本へと減っているのです。
合計すると4000記事以上になるにもかかわらず、読者への説明はされていません。削除したのは、「10 Things You Didn’t Know About Iceland」「8 Things You Might Not Know About Iceland」といったリスト記事が多いようです。
「バイラルメディアに新聞のDNAを埋め込む」という記事でも言及されているように、新聞社のようなスタイルガイドをつくり、用語や記事体裁についての決まりごとを定めています。メディアとしての品質維持やブランディングにもかかわってくるため、このような流れも今回の記事削除と関係していそうですね。
先日、バイラルメディアについてのイベントに登壇する機会がありました。少しコンパクトすぎる資料ですが、関心ある方はぜひチェックいただけたらと思います。