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メディアの輪郭

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ラップ歌詞の脚注からはじまった「Genius」、対象をすべてのウェブページへ拡大

メディア プラットフォーム 解釈 Genius

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2009年、ラップの歌詞に脚注をつけていくことからはじまった、Rap Genius(現Genius:ジーニアス)。サービス名のラップが取れたタイミングで、ニュースや歴史、映画、法律などさまざまコンテンツに脚注をつけることが可能になっていました。

2015年4月からは、新たな展開として、ベータ版の機能をスタートしています。これによって、インターネット上のあらゆるページに対して、脚注をつけることが可能になりました。つまり、ジーニアスのサイト内以外にも、外部サイトのページにコメントを加えることが可能になったのです。

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(ジーニアスの本サイトでの脚注)

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(ロサンゼルス・タイムズによるボブ・ディランのスピーチの書き起こし文章に対する脚注)

すべてのウェブページに注釈をつけることができるのは、ビジョンとしてとても壮大で、ある種ウィキペディアのような機能とも言えます。Google Chromeなどの拡張機能なども公開し、さまざまな場所で使えるように整えているところです。脚注にはテキストと画像、リンクなどを入れることができ、だれかのコメントに乗っかることもできるので、それなりに詳しく解説できます。

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(脚注が付けられているサイト一覧)

ところで、Geniusは2012年にはAndreessen Horowitzから1500万ドルの資金調達を実施しています。今回はベータ版のサービスと言えど、かなりぶち上げたものになりそうなので、さらなる調達もしていくのでしょうか。さまざまなネット記事にコンテキスト(文脈)を与えていく新種のメディアサービスの事例としても動向を追っていきたいですね。広く普及すれば、メディアが導入するコメントシステムに取って代わる可能性もあるかもしれません。

(参照)Genius Beta on Product Hunt