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Wikipedia共同創業者がつくる新メディア「Infobitt」はひたすらファクトを集めていく

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Wikipedia共同創業者・ラリー・サンガー氏がつくる新メディア「Infobitt」について、Betabeatなどが伝えています。同氏はこのメディアを「Wikipedia for the news」と形容していて、偏見に立ち向かうとのこと。

形式はクラウドソーシングというか、登録した編集者らが、記事をつくっていくかたち。既存のニュースソースからファクトを伝えると同時に要約もしていくというものです。

新しい市民ジャーナリズムとも言えそうです。「単なるアグリゲーターではなく、記事に見つけたファクトを集めていく」とサンガー氏が説明するように、グーグル検索並みに、あらゆるニュースのファクトを簡単に探せるようにすることがゴールだそう。偏見や釣りタイトルなどのないサイトにしていくようです。

いまは世界中からオンラインでの編集に参加する人を集めていて、トップページがある種のクラウドソーシングでのコンテンツで形成されるニュースサイトとなります。集まる人が政治的に偏らないように、バランスをとって参加してもらうようにするとのこと。

Wikipediaでのノウハウがどれだけ生きるのか。そして「ファクト(のみ)をつかむ」というコンテンツの方針がどのように影響するのかに注目したいです。

サンガー氏の考えかたについては、以下のインタビューが参考になるかと思います。関心のある方はぜひ!