ヴァイス・メディアが映画会社「20世紀フォックス」と新会社設立、映画製作へ
元ホワイトハウス次席補佐官を新COOに迎えたり、ジャーナリズムの新しい地平を切り拓いているヴァイス・メディアが新しい動きを見せました。
映画会社「20世紀フォックス」との提携を発表し、映画製作へ乗り出すというのです。ジョイントベンチャーとして「Vice Films」を立ち上げました。映画プロデューサーのエディー・モーレッティ氏が代表に就任。ニューヨーク・タイムズなどが伝えています。
このベンチャーからはすでにドキュメンタリーやテレビ番組がリリースされており、映画については少なくとも年に2本製作していく予定とのことです。
20世紀フォックスは2013年8月に7000万ドルをヴァイスに投資しており、今年6月にデジタルコンテンツの配給について契約を結んでいましたので、今回の提携もその延長線上にあるものだと考えられます。
ヴァイスはもともと1994年にカナダではじまったフリーペーパー。現在では、バズフィードとともに、ウェブメディアの最前線を進んでいるプレイヤーですが、映画製作も手がけるということは世界でもなかなかない動きだと思います。