フェイスブック共同創業者クリス・ヒューズが経営する政治メディア「The New Republic」から13名の編集者が去った
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長い歴史をもち、フェイスブック共同創業者クリス・ヒューズが経営する政治メディア「The New Republic(ニュー・リパブリック)」に動きがありました。
米メディアThe Daily Beastは、「Facebook Prince Purges 'The New Republic': Inside the Destruction of a 100-Year-Old Magazine(フェイスブック王子がThe New Republicを一掃:100年の歴史をもつ雑誌の崩壊の内情)」と伝えています。
シニアエディターをはじめとする社内のスタッフが13名、外部のコントリビューティング・エディターなどを含めると合計で30名近くがこのメディアを去ったようです。
BREAKING: Mass resignations just submitted at @TNR Full list… pic.twitter.com/SdM0VPQ8Et
— Ryan Lizza (@RyanLizza) 2014, 12月 5
この背景にあったのは、編集トップだったフランクリン・フォア氏が辞任し、ブルームバーグのデジタルアドバイザーなどを務めていたガブリエル・シュナイダー氏が就任したことがはじまり。
経営を主導するクリス氏とCEOのガイ・ビドラ氏(元ヤフーニュース部長)がこれからバズフィードのようなデジタルメディアカンパニーにしていきたいという考えをもっていましたが、前編集トップのフランクリン氏とは意見が合わなかったのです。
ちょうど1年前くらいには、「『発行部数は20%増、ウェブ読者数は3倍に』 Facebook共同創設者クリス・ヒューズが雑誌「The New Republic」買収から1年半を振り返る」という記事で順調な様子を紹介しました。
30歳のクリス氏が100年の歴史をもつこのメディアをどのように変えていくのか。この状況への対応を含めて注目したいです。
ニュー・リパブリックについては、以下の記事も参考にしていただけたらと思います。