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USA Todayが運営する、月間900万UUのスポーツサイト「For The Win」

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スポーツゲームサイト「Fantasy Score」を公開するなど、新しいメディアづくりを実験している大手メディアのひとつUSA Today。モバイルやソーシャル時代に沿った読者の獲得にも力を入れています。

特に「For the Win」というスポーツサイトは、月間訪問数が900万人ほどと好調なようです。2年前にヤフーからUSA Todayのスポーツ部門に移籍したジェイミー・モットラム氏を中心に立ち上がったメディアです。

同氏のヤフーでの経歴などは、ビジネスインサイダーの記事(2011年)に掲載されていますので、関心ある方はぜひチェックしてみてください。

さて、For The Winの話題へ。このメディアは、バイラルメディアにヒントを得て、ソーシャルとモバイルに特化。写真やGIF画像、ツイート埋め込み、リスト記事など、さまざまな記事フォーマットの実験と実践をおこなっています。

その結果、月間平均で900万人が訪問するまでになったのです。ESPNの「Grantland」や Sports Illustratedの「MMQB」など、他の競合スポーツサイトよりも数倍多いとのこと。

「ソーシャル上でのコンテンツ拡散」と「モバイルでのコンテンツ消費」の2点を考えてりると、モットラム氏は言います。実際、75%のトラフィックはモバイルからとのこと。

ユニークなのは、記事における文字数も300ワード以下に抑えることを意識している点や、モバイルのプレビューも見れるようにCMSも工夫されていること。そのほかにももちろん、タイトルや写真、リスト記事、ビジュアライゼーション、ソーシャル上での文脈なども気にかけているようで、海外メディアのモバイル・ソーシャル対応は引き続き調べたいですね。 

 

How USA Today's FTW masters viral content - Digiday