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テックメディア「Re/code」、ネイティブ広告を開始

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8月25日、テックメディア「Re/code(リコード)」がネイティブ広告を開始することを発表しました。スポンサードコンテンツという呼び名で提供していくようです。

リコードは、ウォール・ストリート・ジャーナル傘下のテックメディア「AllThingsD」を立ち上げたウォルト・モスバーグ氏とカラ・スウィシャー氏の2人が今年1月に立ち上げたメディア。

カンファレンス事業でマネタイズを図っており、5月には「The Code Conference」を開催した。そのなかでのネイティブ広告ということは、時流に乗りつつ、さらなるマネタイズを摸索するといったところでしょうか。

さっそく、トップページの右カラムに青く「スポンサーコンテンツ」と書かれたコンテンツが目に入ります。リコードの場合は、編集部で広告記事を制作するのではなく、基本的に枠を提供し、第三者がコンテンツをつくるというかたちです。

今回の「コンテンツの未来」と題した記事は、セールスフォースのコンテンツ部門のシニアマネージャーの方による執筆となっています。とても読み応えありな記事です。

バズフィードの資金調達を含めた動向を紹介し、媒体としての価値がどこにあるのかということに言葉をおきつつ、 同メディアの流通戦略、そしてコンテンツの未来を再定義しているとまで書かれています。広告記事ではありますが、バズフィードの文脈や価値を紐解きながら、コンテンツの未来を考える、というだけでも読み物として価値があるのではないでしょうか。

また、ネイティブ広告については、「IAB ネイティブアド・プレイブック」などを参照されると理解が深まるのでおすすめです。

 

 

A New Advertising Format for Re/code | Re/code