米テックメディア「PandoDaily」、調査報道に注力へ
米テックメディア「PandoDaily(パンドデイリー)」が、デジタル出版を手がける「NSFWCORP(Not Safe For Work Corporation)」を買収し、調査報道にも力を入れる動きを見せています。
パンドデイリーは、元テッククランチ編集者Sarah Lacy(サラ・レイシー)が設立したメディアで、シリコンバレーのエコシステムを日々伝えています。
一方の「NSFWCORP」は、元テッククランチコラムニストであるPaul Carr(ポール・カー)によって2011年に設立されたウィークリーデジタルマガジンや月刊誌を発行している出版社。特に長い記事が多く、長文ジャーナリズムが特徴でした。
テックメディアが調査報道部門を立ち上げ
買収によって、同社の代表ポール・カーのみならず、スタッフや寄稿者、デザイナーなどもパンドデイリーに引き継がれることが発表されています。
買収の背景には、2つの媒体社がどちらも調査報道に注力しようとしていたことです。そのため、これを機に調査報道部門を立ち上げ、毎週1〜2本の長文記事(ロングフォーム)を発信していく予定だそうです。
以前、バイラルメディア「バズフィード」が「プロパブリカ」記者を調査部門に迎えたことを紹介しました。海外では、ハフィントンポスト、バズフィード、そして今回のパンドデイリーと調査報道に力を入れる新興メディアが増えています。
「新興メディア×調査報道」については引き続きアウトプットも含めて注目ですね。
【参考】