「アメリカ成人全体の10%が、YouTubeからニュースを得ている」ーーニュース目的の利用、YouTubeがTwitterを超えた
Pew Research Centerのソーシャルメディアに関する調査によれば、51%の成人がYoutubeを定期的に利用しているそうです。
ニュースを得ている人数がFacebookに次いで多いのはTwitterだ。利用者数はアメリカ成人の16%で、そのうちの半数ほど(52%)がニュース目的であるとしている。全体に占める割合でいえば8%ほどということになる。
ちなみに全体に占める割合(人数)だけに注目するのなら、実はFacebookの次はYouTubeとなっている。Pewのレポートによると、アメリカ成人の51%が定期的にYouTubeを利用しているのだそうだ。もちろんここでニュースを取得したという人の割合は20%に留まっている。しかし母数が大きいことで、アメリカ成人全体の10%が、YouTubeからニュースを得ている計算になるのだ。
Pewによるソーシャルメディア比較レポート:米国成人の30%のニュース入手元はFacebook。意外な存在感を示すのはYouTube | TechCrunch Japan
今後、動画ニュースの重要性や存在感が増す?
同調査では、TwitterやFacebookの利用者の20%ほどは、紙の新聞からも情報を得ているとのことですが、今後は動画ニュースの重要性や存在感も増してくるのかもしれませんね。 以前、元ハフィントンポストCEOらが打ち出した「NOWTHIS NEWS」という動画ニュースサイトについてもご紹介したところでした。
動画ニュースサイトの幕開けとなるかーー元ハフィントンポストCEOらが立ち上げたメディア「NOWTHIS NEWS」とは - メディアの輪郭
あらゆるソーシャルメディアを用いて動画ニュースを届ける「NOWTHIS NEWS」
「NOWTHIS NEWS」は、いま見るべき重要なニュースを短い動画で届けているサイトで、30名ほどのチームを組んで、1日20〜25本のオリジナル動画ニュースを配信しています。
Twitter(2.5万フォロワー)やFacebook(11万いいね!)、Instagram(5.6万フォロワー)、Vine(5万フォロワー)、そしてSnapchatと、あらゆるソーシャルメディアを上手に活用していることが特徴です。
動画ニュースのオリジナル性や体験はメディアとして強みだと思うので、今後このようなメディアは増えてくるのではないかと思います。
【参考記事】
http://www.niemanlab.org/2013/11/pew-youtube-is-bigger-than-twitter-for-news/
【過去記事】
- 海外メディアについて知りたい時に必ず読むブログ7選(+最近気になったメディア関連記事25本)
- 「要するに」がより求められるスマホ時代、アメリカの注目ブログ「ChartGirl」は一つの答えだ!
- 市民が支える調査報道! ジャーナリズムを促進する海外クラウドファンディングサイト3選
- 月間読者数4600万人を突破したメディア「Upworthy」がゲイツ財団とコラボーースポンサードコンテンツで世界の健康と貧困を伝える
- 繰り返し読みたいメディアや編集に関する記事9本
- たった1本の記事で1700万PV超え! 米メディア「Upworthy(アップワーシー)」のヒットコンテンツ5選
- 動画ニュースサイトの幕開けとなるかーー元ハフィントンポストCEOらが立ち上げたメディア「NOWTHIS NEWS」とは